​千里の道も一針から

A Journey of a Thousand Miles
Begins with a Single Stitch 

幾何学的な柄だけれどもどこか優しい雰囲気を持っている生地。

表面に施されている「刺し子」は、日本で古くから伝わる縫いの技術です。

 

刺し子が生まれたのは今から500年前ほどのこと。江戸時代だった当時、東北地方などの木綿が手に入りにくい寒冷地で寒さをしのぐために麻の着物を重ねて厚くし、そこに糸を刺すことで温かさや丈夫さを確保する手段として始まったとされています。日本人独特の「美」への意識と、もともと兼ね備えている手先の器用さが相まって一つの文化の域に達し、受け継がれてきました。

 

そんな刺し子を現代においても継承し、KUONのクリエイティビティを支えてくれているのが、岩手県の「大槌復興刺し子プロジェクト」のお母さんたち。

大槌復興刺し子プロジェクトは、2011年に起きた東日本大震災の被害を受けたお母さんたちの復興支援を目的に、岩手県の小さな町・大槌町の避難所で活動を始めたのがきっかけです。

避難所という限られたスペースの中で布と糸、そして針さえあれば始められる刺し子が、一度は生きる希望を失い

かけた彼女たちの心に光を灯して行きました。最初は素人同然だった彼女たちも、8年が経とうとしている今はKUONのクリエイティビティになくてはならない存在に。一針ずつ、確実に強く、そして前に歩みだしているお母さんたちの優しく、前向きで、そして強い存在そのものが一針一針にあらわれているようです。

このプルオーバーの内側は裏毛で優しい手触りながらも、表面にはナイロンに天然染めを施しモダンな印象を与えています。そこに手刺し子が加わることによってシワ感が出てより個性的な表情に。伝統と大槌のお母さん達の強さが生み出した唯一無二なアイテムをぜひ楽しんでください。

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